アヴィミムス
基本データ
- 分類:獣脚類
- 属名:Avimimus
- 生息年代:白亜紀後期
- 食性:肉食
- 全長:約1.5メートル
- 重さ:20キログラム
- 化石が発見された場所:モンゴル
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特徴
アヴィミムスの頭骨は小さく、鳥のような形をしていた。また、この恐竜はミチバシリにも似ている。歯の無いクチバシをもち、首は長かった。脳を保護していた骨は大きく、それはこの恐竜が大きな能を持っていた可能性を示している。脊髄があった頭骨の後ろの穴は、この大きさの恐竜にしてはとても大きかった。
発見されたアヴィミムスの化石にはシッポがなく、そのため、発見者のクルザーノフは、アヴィミムスにはシッポがついていなかったのだと考えた。その後、シッポの骨がほかの化石と一緒に発見された。後肢は長く、これはアヴィミムスの足が速かったことを示している。クルザーノフは、アヴィミムスの頭骨や足の鳥に似た特徴から、この恐竜が少しは飛ぶことができたのではないかと考えた。これについては、たいていの古生物学者が同意していない。
クルザーノフは、この恐竜が主に昆虫をエサにしていたと考えた。歯が無かったこともあって、草食恐竜、あるいは雑食恐竜であったと考える研究者もいる。
化石について
アヴィミムス(“鳥もどき”の意)は、1973年の夏にモンゴルのゴビ砂漠の南で、ロシアの古生物学者、セルゲイ・ミハイロヴィッチ・クルザーノフによって発見された。それはほぼ完全な骨格であった。頭骨の一部は損傷していたが、発見された骨はとてもよい状態で地中に眠っていた。アヴィミムスの化石が記載されたのは1981年である。
豆知識
「鳥もどき」という、同じ意味の名前をもってはいるが、アヴィミムスはオルニトミムスとは非常に異なる。オルニトミムスはダチョウのような形をした恐竜であり、一方、アヴィミムスは中央アジアに生息していた小型の恐竜で、鳥のような足が特徴的であった。
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