ブラキオサウルス


Dinosuars Brachiosaurus
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基本データ

  • 分類:竜脚類
  • 属名:Brachiosaurus
  • 生息年代:ジュラ紀後期
  • 食性:植物食
  • 全長:約25メートル
  • 重さ:80トン
  • 化石が発見された場所:アメリカ合衆国、タンザニア
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特徴

ブラキオサウルスは、ジュラ紀のキリンに似た恐竜である。首の長さは9メートルほどもあり、前肢も長かったので、この巨大な恐竜は、地面から12メートル以上の高さのところに生えている植物をむしりとることができただろう。もし今の時代にブラキオサウルスが生きていたら、ビルの5階の窓をのぞくことができただろう。

ほかにも巨大な恐竜としては、アンタークトサウルスやスーパーサウルスなどがあげられるが、ほぼ完全な全身骨格が存在する竜脚類としてはブラキオサウルスが最大のサイズである。重さは80トンほどもあって、それは12頭の象と同じくらいの重さであった。

ブラキオサウルスの頭部は小さく、アゴは弱かった。鼻の穴は頭の上のほう、ほぼ目と目の間に位置していた。古生物学者は最初、ブラキオサウルスが水中に生息していて、鼻の穴をシュノーケルのように使っていたのだろうと考えた。今ではその説は否定されており、ブラキオサウルスは海岸線の近くの乾燥地帯に生息していたのだろうと考えられている。

首と前肢が長いという特徴から、ブラキオサウルスは現代のキリンに似ているといえる。またキリンのように、ブラキオサウルスはジュラ紀において、ほかの恐竜たちの見張り役をしていた可能性がある。ブラキオサウルスが樹木の高いところにあるエサを食べているときに、肉食恐竜のアロサウルスが遠くから近づいてきているのを見張ることができただろう。アパトサウルスステゴサウルスのような小さな草食恐竜たちにとって、ブラキオサウルスは危険を知らせる信号のような役割を果たしていたのである。

生態

ブラキオサウルスは草食恐竜であり、主に樹木のてっぺんに生えている植物を食べていた。主なエサになった植物として、モミ、マツ、トウヒ、セコイア、カラマツ、イチョウ、ソテツなどがあげられる。

ブラキオサウルスの成体のサイズはとても大きく、天敵のアロサウルスよりも40倍ほどの重さがあった。成体の場合、病気にかかっているか、怪我をしていない限り、アロサウルスからの攻撃を心配する必要はなかった。だが、幼いブラキオサウルスには防御の手段がなかった。アロサウルスのような肉食恐竜が近くにいるときには、ブラキオサウルスの群れは幼い子供を囲むことで、防御したのである。また、ブラキオサウルスはその長いシッポをムチのように使用することで、捕食者に対して攻撃することもあっただろう。また、その巨体を使って捕食者を押しつぶすこともあったに違いない。

化石について

ブラキオサウルスは、1900年に米国のコロラド州西部のグランド・リバー・バレーで最初に発見された。その後、1903年に古生物学者のエルマー・S・リッグスによって記載された。(ブラキオサウルスとは、「腕トカゲ」という意味である。)1909年には、ヴェルナー・ヤネンシュがアフリカのタンザニアでブラキオサウルスの化石を発見した。

ブラキオサウルスの発掘がアフリカのタンザニアで行なわれたときには、何百人もの地元の労働者の手によって、いくつもの骨が何マイルも離れた港町まで輸送された。タンザニアで発見されたブラキオサウルスの骨はその後、ドイツに送られて、ベルリンのフンボルト博物館に展示された。

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