ブラキトラケロパン
基本データ
- 分類:竜脚類
- 属名:Brachytrachelopan
- 生息年代:ジュラ紀後期
- 食性:植物食
- 全長:10メートル
- 重さ:
- 化石が発見された場所:アルゼンチン
特徴
ブラキトラケロパンの特徴は何といってもその短い首にあるだろう。ふつう、竜脚類の首というのは長いのだが、この恐竜はその原則が当てはまらなかったのである。ブラキトラケロパンの首はディプロドクス類の首よりも、剣竜類の首に似ていた。
ブラキトラケロパンの首が短かったのは、おそらく、この恐竜が背の低い、地表近くの植物をエサにしていたためであろう。それは長い首をもつ類縁の竜脚類には手に入らなかったエサであった。
背中と腰の骨には棘の突起があって、これは帆のような形をしていたと考えられている。体の前部にあった棘は前方に向ってカーブしていた。
化石について
ブラキトラケロパンは、アルゼンチンで発見された。化石は2005年に記載された。ブラキトラケロパンとは、「首の短い羊飼い」という意味である。これは、迷子になった羊を探していた羊飼いが、この恐竜の化石を発見したことに由来する。
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