カンプトサウルス


Allosaurus and Camptosaurus, Museum
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基本データ

  • 分類:鳥脚類
  • 属名:Camptosaurus
  • 生息年代:ジュラ紀後期
  • 食性:植物食
  • 全長:6メートル
  • 重さ:2000キログラム
  • 化石が発見された場所:アメリカ合衆国

特徴

カンプトサウルスは体全体がほっそりとした鳥脚類であり、全長が6メートルほど、腰の高さが1.5メートルほどであった。古生物学者の中には、カンプトサウルスを森林の中で生息している鹿と比較する者もいる。

カンプトサウルスは地表部分の植物をエサにしていた。アゴの両脇には彫刻刀のような形をした歯が並んでいて、その歯は堅い植物を噛み潰すのに適していた。また、植物をつみとるのには、前歯を使うのではなくて、上あごと下あごの両方についたクチバシを使った。

強力で敏捷な後肢は走るのに適していた。カンプトサウルスは捕食者のアロサウルスから走って逃げる必要があった。前肢は小さかったが、エサを食べるときや、地面に穴を掘ったりするときに、これは役に立っただろう。

カンプトサウルスはおそらく、白亜紀のイグアノドンの仲間に近縁である。イグアノドン類には、ほかにパラサウロロフスマイアサウラなどがいた。これらの子孫と同じように、カンプトサウルスも捕食者から身を守るために群れを作る習性をもっていた。

化石について

カンプトサウルスの化石はこれまでに北米とヨーロッパで発見されている。恐竜コレクターのアール・ダグラスによって米国のユタ州で最初に発見され、1885年に古生物学者のオスニエル・C・マーシュによって記載された。カンプトサウルスとは、「柔軟なトカゲ」という意味である。

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