ドロマエオサウルス
Dromaeosaurus...
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基本データ
- 分類:獣脚類
- 属名:Dromaeosaurus
- 生息年代:白亜紀後期
- 食性:肉食
- 全長:約1.7メートル
- 重さ:25キログラム
- 化石が発見された場所:カナダ、米国
特徴
ドラマエオサウルスは小型で俊敏な肉食性の恐竜であった。体のサイズは小さかったが、獰猛なハンターであり、かみそりの刃のように鋭い歯をもち、足には獲物を倒すためのカギヅメがついていた。ドロマエオサウルスは、大型犬くらいの大きさであった。アゴは長く、がっしりとした作りになっていて、首は湾曲していて、柔軟に動かすことができた。おそらく獲物の臭いを嗅ぎ取る嗅覚や、高い聴覚も備わっていただろう。目は非常に大きく、視力もすぐれていたようである。
ドラマエオサウルスの体は羽毛で覆われていた可能性があるが、この恐竜についてわかっていることは少ない。
また、ドロマエオサウルスがどんな風に生活をし、何をエサとして食べていたかなどについては、研究者の間でも依然として推測の域を出ないままである。
化石について
1914年に、アメリカ自然史博物館のバーナム・ブラウンは、カナダのアルバータ州にあるジュディス・リバー層郡で、22センチほどの頭骨と足の骨のいくつかを発見した。その化石はドロマエオサウルス(走るトカゲの意)と名付けられた。
1969年には、ドロマエオサウルスの頭骨と足の骨が再び記載された。その過程において、ドロマエオサウルスとデイノニクスとの重要な類似点が見つかったのである。ドラマエオサウルスとデイノニクスはどちらも大きい頭部をもった小型の獣脚類であった。両方とも頭骨が似ていて、どちらも足の人差し指に鎌のようなカギヅメがついていたのである。ドロマエオサウルスとデイノニクスは、現在では同じグループ、すなわちドロマエオサウルス類に入れられている。このグループに属するほかの恐竜として、ヴェロキラプトルやフルサンペスなどがいる。
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