ドロミケイオミムス

基本データ

  • 分類:獣脚類
  • 属名:Dromiceiomimus
  • 生息年代:白亜紀後期
  • 食性:雑食
  • 全長:3.5メートル
  • 重さ:120キログラム
  • 化石が発見された場所:カナダ

特徴

ほかのオルニトミムス類と同じように、ドロミケイオミムスの脳もとても大きかった。とはいえ、大きな脳をもっているからといって、その動物の知性が高いというわけではない。たとえば、ダチョウやエミューも比較的大きな脳をもつが、これらの動物の知性は高くない。

また、ドロミケイオミムスは脛骨が長く、体の割合で比較すると、ほかのどのオルニトミムス類よりも長かった。これは、足が非常に速かったことを示すものである。また、目も大きく、薄暮の中でも小さな獲物を捕まえることができたと考えられている。この恐竜は夜行性だったのではないかとする説もある。

ドロミケイオミムスはストルティオミムスやオルニトミムスにとてもよく似ていたが、ドロミケイオミムスのほうが目が大きく、そして腕が細長かった。また、腰の骨の位置が異なっていた。

生態

ドロミケイオミムスはおそらく雑食であっただろう。エサは果物や大型の昆虫、小さなトカゲや哺乳類などであっただろう。

化石について

ドロミケイオミムスはカナダのアルバータ州で発見された。化石は、カナダの古生物学者のウィリアム・A・パークスによって1926年に、ストルティオミムスの一種として記載された。その後、ラッセルによって1972年に再記載された。ドロミケイオミムスとは、「エミューに似たもの」という意味である。

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