エドモントサウルス

基本データ

  • 分類:鳥脚類
  • 属名:Edmontosaurus
  • 生息年代:白亜紀後期
  • 食性:植物食
  • 全長:約13メートル
  • 重さ:4000キログラム
  • 化石が発見された場所:カナダ、米国

特徴

エドモントサウルスはカモノハシ竜の仲間の中でも最大の恐竜のひとつである。

ほかのカモノハシ竜と同じように、エドモントサウルスの吻は幅広く、アゴが長く、目が大きかった。食べ物を咀嚼するために、クチバシの中にはたくさんの歯が並んでいた。アゴの中に予備の歯が1000本以上あって、古い歯と置き換わる仕組みになっていた。それは、デンタルバッテリーと呼ばれる。また、エドモントサウルスはアゴを少しだけ左右に動かすことができた。

強力なアゴとたくさんの歯を使って、堅い球果植物やソテツなどをバリバリと噛み砕くことができた。この大型恐竜はおそらく地面に生えている植物だけではなく、低木の葉っぱなどもエサにしていただろう。

エドモントサウルスの鼻の穴は大きかった。鼻をふくらませて、大きな音を出すこともあったようだ。おそらく、エドモントサウルスにとって、同じ仲間とのコミュニケーションは重要であった。成体や子供と一緒に群れを作って生活していたからである。また、繁殖期には鼻の色をかえてオスがメスに対してアピールをしたり、同じ種であるということを仲間に知らせるのに鼻が役に立つこともあったようだ。

化石について

エドモントサウルスは1917年に、ローレンス・ラムによって記載された。エドモントサウルスの化石は、北米の西部の各地で多数発見されている。発見された化石から、エドモントサウルスが群れを作って季節ごとに移り住んでいたのではないかと考えられている。また、胃に食べ物が残って部分的にミイラ化した化石も見つかっている。

エドモントサウルスとは、「エドモントンのトカゲ」という意味である。エドモントンは、カナダのアルバータ州の州都であり、そこで化石が発見された。

スポンサードリンク


HOME > 鳥脚類 > エドモントサウルス
inserted by FC2 system