ガリミムス
基本データ
- 分類:獣脚類
- 属名:Gallimimus
- 生息年代:白亜紀後期
- 食性:雑食
- 全長:約6メートル
- 重さ:400キログラム
- 化石が発見された場所:モンゴル
特徴
ガリミムスは最大のサイズのダチョウ恐竜であった。ガリミムスの外観や生態などは、北米にいた近縁の恐竜であるストルティオミムスやオルニトミムスなどとあまり変わらなかった。しかし、ほかのダチョウ恐竜と比較すると、ガリミムスの後肢は短く、頭部は長く、手は小さかった。
ガリミムスは前肢を使ってモノをつかむことはできなかった。だが、地面に穴を掘るのに前肢を使用した可能性がある。地面に穴を掘ったのは、エサを探すためである。雑食であり、卵や植物、昆虫などもエサにしていただろう。
ガリミムスは脚の速い、俊敏な恐竜であり、時速約70キロメートルで走ることができた。(ちなみに、ダチョウもガリミムスと同じくらいのスピードで走ることができる。)小さな頭部、大きな目、長い首、短い前肢、長い後肢、そして、長いシッポなどの特徴をもっていた。シッポは体全体のバランスをとるために用いられた。両眼は頭部の端と端にあって、これはガリミムスには両眼視力がなかったことを示している。現代のたいていの鳥類のように、ガリミムスの骨も中空になっていた。
化石について
ガリミムスは1970年代の初めにモンゴル南西部のネメグト累層で発見された。その後、1972年に古生物学者のリンチェン・バルスボルドらによって正式に記載された。ガリミムスとは、「ニワトリもどき」という意味である。
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