ガスパリニサウラ
基本データ
- 分類:鳥脚類
- 属名:Gasparinisaura
- 生息年代:白亜紀後期
- 食性:植物食
- 全長:0.8メートル
- 重さ:
- 化石が発見された場所:アルゼンチン
特徴
ガスパリニサウラは、白亜紀の南米に生息していた珍しい鳥脚類である。
この恐竜の外観はやや華奢であったが、体の大きさの割りにはきわめてがっしりとした脚と、小さな腕をもっていた。頭部は短く、先端がクチバシになっていて、口にはダイヤモンド型の歯がついていた。
生態
小さな区域で数体の化石が発見されたことから、ガスパリニサウラは群れをつくる習性をもった草食恐竜であったと考えられている。おそらく、群れをつくることで、生態系の中で大型の捕食者から身を守ったのであろう。また、捕食者から襲われるとすぐに走り去るだけの素早さも兼ね備えていた。
分類
もともと、ガスパリニサウラはイグアノドン類に分類されていたが、最近の研究では、ヒプシロフォドン類により近かったという説が浮上している。
化石について
ガスパリニサウラは南米・アルゼンチンのパタゴニアで発見された。1996年に、ロドルフォ・コーリアとレオナルド・サルガドによって記載された。ガスパリニサウラとは、「ズルマ・ガスパリーニ博士のトカゲ」という意味である。ズルマ・ガスパリーニ博士は、アルゼンチンの古生物学者であり、パタゴニアの中生代の爬虫類を研究した人物である。
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