ギガノトサウルス
基本データ
- 分類:獣脚類
- 属名:Giganotosaurus
- 生息年代:白亜紀後期
- 食性:肉食
- 全長:約14メートル
- 重さ:8000キログラム
- 化石が発見された場所:アルゼンチン
特徴
ギガノトサウルスは巨大であり、全長は約14メートル、体重は8000キログラムほどあって、わずかな差でティラノサウルスよりも大きかった。たいていの獣脚類と同じように、ギガノトサウルスも大きな頭部をもち、この頭部は獣脚類の中で最大のものであったと考えられている。(頭部は人間の背丈と同じだけの大きさであった。もし、ギガノトサウルスが現在生きていたら、一飲みで人間を飲み込むことができるだろう。)
この大きな頭部には嗅覚を司る器官があった。ギガノトサウルスの嗅覚はよく発達していたようである。頭部は大きかったが、脳の大きさはティラノサウルスの半分ほどであった。
生態
おそらく、ギガノトサウルスは草食恐竜のアルゼンチノサウルスやティタノサウルスをエサにしていただろう。実際に、ティタノサウルスの化石は、ギガノトサウルスの化石のすぐ近くて発見されていて、このことを裏付ける証拠となっている。
狩りのスタイルについては、ティラノサウルスが単独で狩りをしていたのに対して、ギガノトサウルスは群れを作って狩りをしていただろうと考えられている。これは近縁のカルカロドントサウルス類の化石が同じ場所で大量に発見されることがよくあるためである。また、ギガノトサウルスにとっては単独で巨大な草食恐竜を追いかけるのは難しいが、群れを作って狩りをするのは比較的容易だったのではないかと思われる。
化石について
ギガノトサウルスは1995年に、アルゼンチンのパタゴニアで、ルーベン・カロリーニによって発見された。ギガノトサウルスとは、「巨大な南のトカゲ」という意味である。
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