ヘレラサウルス
基本データ
- 分類:獣脚類
- 属名:Herrerasaurus
- 生息年代:三畳紀後期
- 食性:肉食
- 全長:約3メートル
- 重さ:181キログラム
- 化石が発見された場所:アルゼンチン
特徴
ヘレラサウルスは最古の獣脚類といわれている。この肉食恐竜の体重は180キログラムほどであり、立った状態の肩の高さは1.2メートルほどであった。
ヘレラサウルスの恥骨は変わっている。それはもっと後の時代に登場する鳥盤類の骨盤によく似ていた。
ヘレラサウルスは、シダや球果植物が生い茂る林の中で生息していた。おそらく、小動物を待ち伏せしてエサにしていただろう。この恐竜のエサとしてあげられるのは、リンコサウルスやテコドントサウルスや初期の恐竜などである。
ヘレラサウルスが最初に登場したのは2億3000万年前であり、それはちょうど恐竜が三畳紀に登場した時期と重なる。初期の恐竜というのは、北米にいたコエロフィシスのように小さな肉食恐竜であった。小さな肉食恐竜は、大型のワニのような生き物とエサをめぐって争うこともあったようである。
化石について
ヘレラサウルスは、1958年にアルゼンチンのサンフアン州にあるイスチグアラスト州立公園のイスチグアラスト累層で発見された。ヘレラサウルスの名前は、発見者のビクトリノ・ヘレラの名前にちなんでいる。
発見された最初の化石は不十分なものだったが、1988年になると完全な頭骨の化石が発見された。
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