フアヤンゴサウルス
基本データ
- 分類:原始的な装盾類
- 属名:Huayangosaurus
- 生息年代:ジュラ紀中期
- 食性:植物食
- 全長:4メートル
- 重さ:500キログラム
- 化石が発見された場所:中国
特徴
フアヤンゴサウルスには多くの原始的な特徴があった。たとえば、頭部の両眼の前には小さな空洞があった。この空洞は後に登場するステゴサウルス類にはなくなるものであった。アゴの先端部分には14個の歯が並んでいた。前肢は後肢よりも長かった。ステゴサウルス類は進化するにつれて、前肢が短くなっていった。背中には装甲板が二列に並んでいたが、この装甲板は後に登場するステゴサウルス類よりも厚みがあった。
生態
フアヤンゴサウルスは湖や川のほとり、そして緑豊かな森林に生息していた。その歯の形状から、この恐竜は草食であっただろうと考えられている。背中についている装甲板は、捕食者から身を守るのにも役立ったかもしれないが、それだけではなくて、オスがメスに対して自分をアピールするのにも用いられた可能性がある。また、この装甲板は体内の温度調節の役割を果たしたという説もある。
化石について
フアヤンゴサウルスは1980年代に中国にある大山鋪の採石場で発見された。化石が最初に記載されたのは1982年のことであり、1992年に再記載された。フアヤンゴサウルスとは、「華陽のトカゲ」という意味である。
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