レアエリナサウラ
基本データ
- 分類:鳥脚類
- 属名:Leaellynasaura
- 生息年代:白亜紀前期
- 食性:植物食
- 全長:約3メートル
- 重さ:10キログラム
- 化石が発見された場所:オーストラリア
特徴
レアエリナサウラは二足歩行の草食恐竜であり、体のサイズは七面鳥ほどであった。一番の特徴といえば、目と脳が大きかったことだろう。
なぜ、レアエリナサウラの目が大きかったのか?ということについては、この恐竜が生息していた自然環境から説明されることが多い。
レアエリナサウラが生息していた当時のオーストラリア南部は南極圏内に位置していた。
緯度にもよるが、冬の季節に、数週間、あるいは数ヶ月もの間、太陽が昇らなかった可能性がある。そのため、レアエリナサウラは何ヶ月も暗闇の中で過ごさなければならなかったかもしれない。
レアエリナサウラの大きな目は、暗闇の中で視力を確保するために用いられた可能性がある。
化石について
この恐竜の化石が最初に発見されたのは、オーストラリアのビクトリア州にあるダイナソーコーヴである。
レアエリナサウラは、1989年に発見者であるトーマス・A・リッチとパトリシア・リッチ夫妻の娘にちなんで名付けられた。ちなみに、「サウラ」とはギリシャ語でトカゲを意味する単語の女性形である。
これまでに、レアエリナサウラの保存状態のよい頭部の化石が発見されている。この恐竜の体全体の特徴や生態については、レアエリナサウラと近縁のヒプシロフォドンの化石をもとに研究されている。(ヒプシロフォドンの仲間というのはかつて非常に繁栄したグループであった。)
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