レソトサウルス
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基本データ
- 分類:原始的な鳥盤類
- 属名:Lesothosaurus
- 生息年代:ジュラ紀前期
- 食性:植物食
- 全長:1メートル
- 重さ:3キログラム
- 化石が発見された場所:レソト、南アフリカ共和国
特徴
レソトサウルスはヘテロドントサウルスや他の鳥盤類と同じ時代に生息していたが、別の種類の恐竜であった。レソトサウルスにはヘテロドントサウルスのような大きな牙は無かった。レソトサウルスの上あごと下あごの歯は小型であり、矢じりのような形をしていた。また、レソトサウルスの吻の先には植物をむしり取るためのクチバシは備わっていなかった。
レソトサウルスの骨格は軽量であった。骨が中空になっていて、頭部には隙間があった。前肢は短く、これはおそらくモノをつかむために用いられていただろう。手には5本の指があって、そのうちの1本は小さかった。
後肢は走るのに適応していた。非常に速いスピードで移動することができたと考えられている。下肢は腿の部分よりも長かった。レソトサウルスの足首の骨は癒合していなかった。
レソトサウルスに近縁の恐竜としては、アルゼンチンで発見されたピサノサウルスや、米国のアリゾナ州で発見されたスクテロサウルスなどがあげられる。
分類について
レソトサウルスはもともと鳥脚類であると考えられていた。だが、ポール・セレーノの最近の研究によって、レソトサウルスは鳥盤類の中でもかなり原始的な種類の恐竜であることが明らかになった。
この恐竜はしばしば、同地域に生息していたファブロサウルスと混同されることがある。レソトサウルスはファブロサウルスとよく似ているが、ファブロサウルスの化石はあまりにも不十分であり、両者を直接比較することは不可能である。
化石について
レソトサウルスは、レソトと南アフリカで発見された。化石は1978年に、ピーター・M・ゴルトンによって記載された。レソトサウルスとは、「レソトのトカゲ」という意味である。
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