ミクロラプトル
基本データ
- 分類:獣脚類
- 属名:Microraptor
- 生息年代:白亜紀前期
- 食性:肉食
- 全長:50〜80cm
- 重さ:
- 化石が発見された場所:中国
特徴
ミクロラプトルは小さな肉食恐竜であり、四肢と尻尾には大きな羽毛が生えていた。科学者たちは、ミクロラプトルが樹木からムササビのように滑空をしていただろうと考えているが、どのように鳥のような羽の後肢を用いていたのかについては、論争の的になっている。
頭部と胴体は、カラスと同じくらいの大きさであった。尻尾はとても長かったので、全長はおよそ80センチほどあった。前肢の羽の長さは90センチ以上あった。
ミクロラプトルはドロマエオサウルス類に属し、近縁の恐竜にはより大型のヴェロキラプトルやデイノニクスなどがいる。ドロマエオサウルス類と鳥類は関係が深いと考えられている。
ほかのドロマエオサウルス類と同じように、ミクロラプトルの足にも鎌のようなカギヅメがあった。そのアゴにはクチバシがなく、小さくて鋭い歯がついていた。また、手には3本のカギヅメのついた指があった。これまでに発見された化石から、ヴェロキラプトルにも前肢に羽毛が生えていたのではないかと考えられている。
化石について
最初にミクロラプトルの化石が発見されたのは、中国の東北部であった。化石が記載されたのは2000年である。この恐竜の化石はこれまでに少なくとも2ダース以上は発見されている。ミクロラプトルとは、「小さな泥棒」という意味である。
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