ナノティランヌス


A Nanotyrannus Crushes the Last Flower in a Prehistoric Landscape
A Nanotyrannus...
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基本データ

  • 分類:獣脚類
  • 属名:Nanotyrannus
  • 生息年代:白亜紀後期
  • 食性:肉食
  • 全長:5メートル
  • 重さ:1トン
  • 化石が発見された場所:アメリカ合衆国

特徴

ナノティランヌスは小型だが極めて危険なティラノサウルス類であった。頭部はおよそ人間の腕の長さほどあって、目は前方を向いており、すぐれた両眼視力と奥行き知覚を備えていた。狩りをするときには簡単に獲物を発見することができ、強靭な後肢を使って素早く獲物に突進していった。また、この恐竜は非常に敏捷であり、即座に方向転換をすることも可能であった。走るスピードもかなり速く、時速30キロメートルの速さで走ることができたという。ナノティランヌスにいったんねらわれたら、獲物は逃げることは不可能であっただろう。

ほかのティラノサウルス類と同じように、ナノティランヌスの前肢も非常に小さかった。手には2本の指があって、指の先端には強力なカギヅメがついていた。ナノティランヌスが腐肉をあさるタイプの恐竜であったかどうかは明らかになっていない。

化石について

ナノティランヌスは頭骨とアゴが知られている。頭骨はもともとアルバートサウルスのものであるとされていた。だが、その頭骨の研究が進んで、ナノティランヌスは独自の恐竜であるということがわかった。1988年にロバート・ベイカーによって記載された。(ちなみにナノティランヌスはCATスキャンを受けた初めての恐竜である。)ナノティランヌスとは、「小さな暴君」という意味である。頭骨は現在、「クリーブランド自然史博物館」に保管されている。

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