ンクウェバサウルス

基本データ

  • 分類:獣脚類
  • 属名:Nqwebasaurus
  • 生息年代:白亜紀前期
  • 食性:肉食
  • 全長:80センチメートル
  • 重さ:580グラム
  • 化石が発見された場所:東ケープ州(南アフリカ)

特徴

この小型のアフリカの肉食恐竜は、白亜紀後期のアフリカの恐竜について、たくさんの手がかりを与えてくれるという点で、重要である。ンクウェバサウルスは白亜紀がまさに始まろうとしていた時期に生息していた。それはアフリカ大陸や南アメリカ大陸、オーストリア大陸、そして南極大陸がゴンドワナ大陸と呼ばれる巨大な大陸でつながっていた時代であった。そして、ンクウェバサウルスはゴンドワナ大陸において最古のコエルロサウルス類であった。

ンクウェバサウルスは、かつてその骨格と一緒に胃石が発見されたことがあった。獣脚類の胃の中に胃石が入っているというのは極めてまれなことである。この胃石は、ンクウェバサウルスが殺して食べた草食恐竜の胃の中に入っていたものかもしれない。

化石について

ンクウェバサウルスは、南アフリカのカークウッドで発見された。化石は2000年に記載された。ンクウェバサウルスとは、「ンクウェバのトカゲ」という意味である。ンクウェバとは、南アフリカのカークウッドに対して呼ばれる地元での名前である。ちなみに、その地元の言語はコーサ語である。

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