オメイサウルス
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基本データ
- 分類:竜脚類
- 属名:Omeisaurus
- 生息年代:ジュラ紀後期
- 食性:植物食
- 全長:15メートル
- 重さ:4トン
- 化石が発見された場所:中国
特徴
中国で発見されたジュラ紀後期の竜脚類というのは、非常に長い首をもっている場合が多い。また、北米やアフリカの竜脚類よりも、首の部分にたくさんの脊椎骨があっただけではなく、脊椎骨そのものが大きくて、長かった。
オメイサウルスは17個の頸椎を持っていた。オメイサウルスの首というのは、その体と比較するとあまりにも長すぎるように思われる。そのため動くときにバランスをとるのが難しいようにもみえる。だが、脊椎骨は薄い壁でできており、また大きな穴があいていて、軽くできていた。
頭部にはスプーンの形をした歯がついていた。その頭骨はカマラサウルスに似ていた。そのため、科学者たちは最初、オメイサウルスをカマラサウルス類に属するものとして分類した。その後、オメイサウルスの骨格が多く発見されて、中国の古生物学者たちはオメイサウルスをエウヘロプス類に分類した。(エウヘロプス類には、マメンチサウルスやエウヘロプスが含まれる。) また、古生物学者の中には、オメイサウルスがケティオサウルス類に属すると考える者もいる。
鼻の穴は頭骨のかなり前方にあったが、これは竜脚類としては珍しい特徴である。
生態
オメイサウルスの群れは川沿いの土手などに生息して、シダなどを食べていただろう。たいていの竜脚類と違って、オメイサウルスは開けた土地に生息していた。
化石について
オメイサウルスとは、「峨眉山(アーメイシャン)のトカゲ」という意味であり、化石が最初に発掘された場所にちなんでいる。
1939年に中国の古生物学者の楊鐘健とアメリカのチャールズ・L・キャンプによって発掘された。その後、この恐竜の化石は1970年〜80年代にかけて、その大半が発掘された。
オメイサウルスの化石は、四川省自貢市にある自貢恐竜博物館に展示されている。
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