オロドロメウス

基本データ

  • 分類:鳥脚類
  • 属名:Orodromeus
  • 生息年代:白亜紀後期
  • 食性:植物食
  • 全長:2メートル
  • 重さ:10キログラム
  • 化石が発見された場所:アメリカ合衆国

特徴

オロドロメウスは鳥脚類の中で、最小のサイズの恐竜のひとつである。この恐竜の足はかなり速かったらしい。頭部は小さく、クチバシと頬袋があった。首は長く、ほっそりとしていた。尻尾はピンと真っ直ぐに保たれていて、これは走るときに体全体のバランスを保つのに役立ったようだ。後肢には指が3本、前肢の先端の手には指が4本あった。

化石について

オロドロメウスの骨格は、米国・モンタナ州のエッグ・マウンテンという採掘地で発見された。恐竜の卵と巣の化石が一緒に発見された。当初、オロドロメウスがこの巣をつくったのだと考えられていたが、あとになって、この巣はトロオドンのものであり、オロドロメウスはトロオドンの獲物だったことがわかった。1988年にホーナーとワイシャンペルによって記載された。オロドロメウスとは、「山のランナー」という意味である。オロドロメウスは、現代のオオツノヒツジのように、山の中にある岩と岩をピョンピョン飛び跳ねながら、エサを求めて動き回っていたと思われる。

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