パキケファロサウルス

Baby Pachycephalosaurus (パキケファロサウロス)

基本データ

  • 分類:堅頭竜類
  • 属名:Pachycephalosaurus
  • 生息年代:白亜紀後期
  • 食性:植物食
  • 全長:5メートル
  • 重さ:500キログラム
  • 化石が発見された場所:アメリカ合衆国

特徴

パキケファロサウルスは、頭部のてっぺんが分厚くなっていて、ドームのような形をしていた。個体によっては頭骨の厚さが20センチほどあるものもあった。頭のドームの後方の縁と吻の先端はトゲや小さな角で覆われていた。

また、吻が豚のように突き出ていた。歯は三角形になっていて、おもにやわらかい植物をエサにしていたようである。

近縁の恐竜には、ステゴケラスやプレノケファレ、スティギモロクなどがいる。これらの恐竜と同じように、パキケファロサウルスはオス同士が互いに頭をぶつけあっていたともいわれている。分厚い頭で頭突きによる脳に対する衝撃をおさえた。オスは縄張りやメスなどを頭突きによって守ったのである。

(最近では、“オス同士が頭突きをして争った”という説は否定されることもある。パキケファロサウルスの体に頭突きの衝撃を逃がす仕組みが無いためである。)

化石について

1939年に、パキケファロサウルスは米国のモンタナ州でウィリアム・ウィンクリーによって発見された。その後、1943年にバーナム・ブラウンによって記載された。パキケファロサウルスとは、「分厚い頭のトカゲ」という意味である。

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