パタゴサウルス
基本データ
- 分類:竜脚類
- 属名:Patagosaurus
- 生息年代:ジュラ紀中期
- 食性:植物食
- 全長:18メートル
- 重さ:15トン
- 化石が発見された場所:アルゼンチン
特徴
パタゴサウルスは、ほぼ完全な全身骨格が発見されている。この恐竜は英国の竜脚類、ケティオサウルスに似ているが、腰と椎骨が異なっていた。いくつかの点で、パタゴサウルスはハプロカントサウルスと似ていたが、パタゴサウルスのほうがより原始的であった。歯については、アミグダロドンのものに似ていたが、骨格のほかの部分はアミグダロドンよりも進歩していた。
パタゴサウルスやその近縁の恐竜というのは、ジュラ紀後期の竜脚類の直接の先祖である可能性が高い。また、かつて大陸がつながっていたとすると、竜脚類たちが南アメリカや西ヨーロッパ、アフリカを自由に行き来していたということも考えられる。
生態
パタゴサウルスがエサにしていたのは、植物の枝や葉っぱであった。天敵は獣脚類であった。
化石について
パタゴサウルスは南米のアルゼンチンで発見された。この恐竜は1979年に、ホセ・ボナパルテによって記載された。パタゴサウルスとは、「パタゴニア産のトカゲ」という意味である。ブエノスアイレスのアルゼンチン自然科学博物館には、パタゴサウルスの組立骨格が展示されている。
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