ピナコサウルス

基本データ

  • 分類:鎧竜類
  • 属名:Pinacosaurus
  • 生息年代:白亜紀後期
  • 食性:植物食
  • 全長:5.5メートル
  • 重さ:1900キログラム
  • 化石が発見された場所:モンゴル、中国

特徴

ピナコサウルスは白亜紀後期のアジアに生息していたアンキロサウルス類に属する鎧竜類であった。

ピナコサウルスの骨格はほかのアンキロサウルス類の骨格とくらべると軽量であった。四肢の骨はほっそりとしていて、小さな足をしていた。前肢の先端には5本の指があり、後肢には4本の指があった。肩甲骨はほかのアンキロサウルス類よりも細かった。

ピナコサウルスの頭骨は変わっていた。頭骨の表面のすべてが骨板で覆われていたわけではなかったからである。骨板の一枚一枚は小さかった。

生態

ピナコサウルスはかなり乾燥した砂漠に生息していただろうと考えられている。この恐竜が何を食べていたのかよくわかっていないが、草食恐竜であることは間違いないだろう。これまでに、数頭のピナコサウルスが砂嵐に巻き込まれて折り重なって死んで化石になったものが二回発見されている。

化石について

アメリカ自然史博物館の遠征隊がモンゴルに初期の人類の化石を探しに行った際に、ピナコサウルスの化石を発見した。1933年にチャールズ・ギルモアによって記載された。ピナコサウルスとは、「厚板トカゲ」という意味である。

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