ルゴプス
基本データ
- 分類:獣脚類
- 属名:Rugops
- 生息年代:白亜紀後期
- 食性:肉食
- 全長:約7メートル
- 重さ:
- 化石が発見された場所:ニジェール
特徴
ルゴプスは、およそ9500万年前のアフリカに生息していた。この恐竜はアベリサウルス類に属する。(アベリサウルス類とは、かつて南米やマダガスカル、インド、アフリカに生息していた肉食恐竜のグループのことである。)
ルゴプスが発見されたのと同じ頃に、この恐竜とよく似た特徴をもつアベリサウルス類の化石が発見された。それは、白亜紀後期に入ってもアフリカと南アメリカという二つの大陸が地続きであったということを示していた。
ルゴプスの頭部は小さく、吻が短くて、口の中には小さくて鋭い歯が並んでいた。体の大きさの割りに頭部が小さく、そして歯も小さかったので、ルゴプスは死肉をあさる恐竜であった可能性がある。
また、ほかのアベリサウルス類と同じように、ルゴプスの前肢はとても短かった。それはおそらくほかの恐竜との闘争には用いられなかっただろう。頭部と体のバランスをとるために、短い前肢が使われたのかもしれない。
化石について
2000年に、ルゴプスはアフリカのサハラ砂漠でポール・セレノによって発見された。化石の記載は2004年のことである。ルゴプスとは、「しわくちゃな顔」という意味である。
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