セグノサウルス
基本データ
- 分類:獣脚類
- 属名:Segnosaurus
- 生息年代:白亜紀後期
- 食性:植物食
- 全長:約6メートル
- 重さ:
- 化石が発見された場所:モンゴル
特徴
セグノサウルスは、テリジノサウルス類に含まれる獣脚類である。この恐竜は、鳥脚類と獣脚類と古竜脚類の特徴をあわせもっていた。骨盤はドロマエオサウルス類のそれに似ていた。セグノサウルスの後肢は長く、ほっそりとしていて、カギヅメがついていた。また、小さな歯がたくさんついていたという特徴は、一部の獣脚類に似ていた。
セグノサウルスの骨盤は幅広かった。そのため、背中と腹部の幅も大きかった。近縁のエルリコサウルスには古竜脚類のようなクチバシがあったため、セグノサウルスも似たようなクチバシをもっていた可能性がある。また、近年ではセグノサウルスの歯は、獣脚類の歯よりも古竜脚類の歯に近いということが明らかになっている。
この恐竜の生態についてはあまりよくわかっていない。歯の化石から、セグノサウルスはおそらく草食恐竜であっただろうと考えられている。また、植物を消化するために大型の胃をもっていただろう。また、おそらくセグノサウルスの走るスピードは遅かった。それと、もし、この恐竜の前肢にテリジノサウルスのようなカギヅメがついていたら、セグノサウルスは向ってくる天敵に対して、カギヅメを武器にして戦っただろう。セグノサウルスの天敵には、肉食恐竜のアレクトロサウルスがいた。
化石について
セグノサウルスは1979年に、モンゴルの古生物学者、A・ペルレによって記載された。セグノサウルスとは、「のろまなトカゲ」という意味である。
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