シュヴウイア
基本データ
- 分類:獣脚類
- 属名:Shuvuuia
- 生息年代:白亜紀後期
- 食性:肉食
- 全長:約60センチメートル
- 重さ:
- 化石が発見された場所:モンゴル
特徴
シュヴウイアは恐竜のような外観をもっていたが、頭骨には先端のとがったクチバシがあって、小さな歯がついていた。最も驚くべき点は、シュヴウイアは鳥類と同じように、頭骨とは独立して上アゴを動かせたことである。この恐竜の頭骨は、最初の鳥として有名な始祖鳥よりも、現代の鳥類に近かった。
シュヴウイアの前肢は短く、ダチョウやエミュのようにずんぐりとしていた。前肢は強力だったが、飛行には向いていなかった。体全体の大きさは七面鳥と同じくらいであった。後肢が長かったことから、シュヴウイアの足はとても速かっただろうと考えられている。獣脚類の前肢にはふつう3本のカギヅメがついているが、シュヴウイアの場合は1本だけであった。そのカギヅメは草刈りガマのような形をしていた。このカギヅメがどのように使われていたのかについてはよくわかっていない。おそらく、カギヅメを使って獲物を捕まえたり、小さな捕食動物を追い払ったりしたのだろう。また、シュヴウイアは昆虫もエサにしていた可能性がある。カギヅメを使って木の皮を剥いだり、シロアリの塚を掘り起こしたりなどして、昆虫を探そうとしたかもしれない。
化石について
シュヴウイアはモンゴルで発見された。化石の記載は1998年のことである。また、シュヴウイアは、その名前がギリシャ語起源ではない数少ない恐竜のひとつである。シュヴウイアとは、「鳥」という意味であり、それはモンゴルの地方での呼び方である。
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