スタウリコサウルス

基本データ

  • 分類:獣脚類
  • 属名:Staurikosaurus
  • 生息年代:三畳紀後期
  • 食性:肉食
  • 全長:2メートル
  • 重さ:15キログラム
  • 化石が発見された場所:ブラジル

特徴

スタウリコサウルスは二足歩行の恐竜だったが、その後肢や骨盤は素早い動きをするのには向いていなかった。四肢の先端には5本ずつ指があって、これは初期の恐竜の特徴であった。前肢、後肢ともに三番目の指が一番長かった。スタウリコサウルスは肉食恐竜であり、歯はステーキナイフのような形をしていて、後方に湾曲していてギザギザがあった。

スタウリコサウルスはヘレラサウルスと似ているが、これらの恐竜の関係性については、古生物学者たちの間でもさまざまな意見がある。

スタウリコサウルスとヘレラサウルスは骨盤の構造がほかの恐竜とは違っている。また、これらの恐竜の下肢と足首も、後で登場する恐竜とは違うものである。

化石について

スタウリコサウルスの最初の骨格は、ブラジル南部のサンタマリア層で発見された。1970年にエドウィン・コルバートがスタウリコサウルスの記載を行なった。スタウリコサウルスとは、「南十字星のトカゲ」という意味である。この名前は南半球でよく見られる“南十字星”という星群に由来する。

これまでにこの恐竜の化石は、あまりたくさん発見されていない。それはこの恐竜の個体数がもともと少なかったからかもしれないし、また、この恐竜が森林のように、骨が化石になりにくい地域で生息していたからかもしれない。理由は何であれ、スタウリコサウルスとヘレラサウルスの化石というのは数が非常に少ないのである。

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