タルボサウルス


Saurolophus & Tarbosaurus
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基本データ

  • 分類:獣脚類
  • 属名:Tarbosaurus
  • 生息年代:白亜紀後期
  • 食性:肉食
  • 全長:10メートル
  • 重さ:4000キログラム
  • 化石が発見された場所:中国、モンゴル

特徴

北米に生息していた近縁の恐竜、ティラノサウルスのように、タルボサウルスは最後に地上に存在していた恐竜の一つである。タルボサウルスの頭骨は大きかったが、重くは無かった。これは頭骨に大きな隙間が空いていたからである。また、上腕の骨と同じように、背骨や肋骨も中空であった。たいていの竜盤類の恐竜というのは、骨が軽量で中空であった。そのため、マメンチサウルスのように体が巨大に成長したり、タルボサウルスのように足が速く、動作が素早い恐竜になったりした。

タルボサウルスはティラノサウルスよりも原始的な恐竜であった。おそらく、タルボサウルスは最初、アジアに出現して、その後、北米に移動したと考えられている。(白亜紀には大陸間はつながっていたと想定されるからである。)

タルボサウルスは強靭な長い後肢をもっていた。前肢は短いのが特徴的であった。短い前肢の役割がなんであったのかは明らかではない。ほかのティラノサウルス類と同じように、大きな頭部をもち、歯にはギザギザがあった。脳はその体の大きさの割りには驚くほど小さかった。

生態

タルボサウルスは肉食恐竜であり、目の前を通り過ぎるものなら何でも食べたであろう。また、おそらく、死肉をあさる性質をもっていたのではないかと考えられる。(ティラノサウルス類が活発な捕食者であったか、それとも、死肉をあさるタイプの恐竜だったかどうかについては、専門家の間でも議論が絶えない。)群れを作る習性があって、大型の竜脚類などを襲っていた可能性もある。

化石について

タルボサウルスはモンゴルのゴビ砂漠で発見された。1955年にロシアの古生物学者、E・A・マレーエフによって記載された。タルボサウルスとは、「警告するトカゲ」という意味である。

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