テルマトサウルス
基本データ
- 分類:鳥脚類
- 属名:Telmatosaurus
- 生息年代:白亜紀後期
- 食性:植物食
- 全長:5メートル
- 重さ:
- 化石が発見された場所:ルーマニア、フランス、スペイン
特徴
テルマトサウルスはヨーロッパで発見された数少ないハドロサウルス類の一つであった。ハドロサウルス類というのは、白亜紀後期に北米で最も繁栄した草食恐竜であり、ヨーロッパでこのグループの化石が発見されるというのは非常に珍しいことだったのである。
テルマトサウルスはほかのハドロサウルス類と比較すると、体のサイズが小さかった。例をあげると、エドモントサウルスはテルマトサウルスよりも三倍も体が大きかった。テルマトサウルスは白亜紀の終わりに生息していたのだが、ハドロサウルス類の中ではより原始的なメンバーであると考えられている。
また、テルマトサウルスはイグアノドンにきわめてよく似ていたというのも、忘れてはならない特徴であろう。ハドロサウルス類とイグアノドン類というのは共通の先祖から進化してきたのだと考えられる。
化石について
テルマトサウルスはルーマニアで発見された。化石の記載は1903年のことである。テルマトサウルスとは、「沼地のトカゲ」という意味である。
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