テリジノサウルス
基本データ
- 分類:獣脚類
- 属名:Therizinosaurus
- 生息年代:白亜紀後期
- 食性:不明
- 全長:10メートル
- 重さ:3トン
- 化石が発見された場所:モンゴル
特徴
テリジノサウルスの頭部は小さく、長い首をもち、尻尾は短く、胴体は大きかった。かなり足の速い恐竜だっただろうと考えられている。
この恐竜の最大の特徴はやはり、カギヅメだろう。手には3本のカギヅメがついていて、最長のもので71センチメートルもあった。この恐竜が生息していた当時には、カギヅメは角質のさやで覆われていただろう。腕の長さは2.1メートルもあった。
生態
頭骨が発見されていないために、テリジノサウルスが何を食べていたのかについてはよくわかっていない。だが、ほかのテリジノサウルス類と同じように、この恐竜は主に植物をエサにしていたのだろうと考えられている。また、科学者の中には、テリジノサウルスがカギヅメを使って、シロアリの塚を掘り起こしたのではないかと考える者もいる。
化石について
テリジノサウルスはモンゴルのゴビ砂漠の南部で1948年に発見された。化石が発見された当初は、亀に似た爬虫類のものだと考えられた。1954年にロシアの古生物学者によって記載された。テリジノサウルスとは、「大鎌トカゲ」という意味である。
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