テスケロサウルス
基本データ
- 分類:鳥脚類
- 属名:Thescelosaurus
- 生息年代:白亜紀後期
- 食性:植物食
- 全長:4メートル
- 重さ:300キログラム
- 化石が発見された場所:カナダ、米国
特徴
テスケロサウルスはほかの鳥脚類よりも体がどっしりとしてたと考えられている。二足歩行をし、おそらく草食恐竜であっただろう。(雑食であったという説もある。)エサを咀嚼するときに、口の中の頬の部分にエサをためておくことができた。口の先端にクチバシがついていて、3種の異なる歯が並んでいた。すなわち、前のほうには鋭い歯があり、側面には犬歯のような歯、そして、奥には臼歯のような歯があったのである。
化石について
テスケロサウルスは米国のモンタナ州や、カナダのアルバータ州、サスカチェワン州などで発見された。1913年にチャールズ・W・ギルモアによって記載された。その当時、ギルモアはこの恐竜がカンプトサウルスに関係があると考えた。テスケロサウルスとは、「すばらしいトカゲ」という意味である。この名前は、記載者のギルモアがこの恐竜の標本に対して感じた驚きと喜びに由来している。ギルモアはテスケロサウルスを、体が軽く、動きが敏捷な生き物であったと考え、ヒプシロフォドン類に分類した。
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