サウロロフス
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基本データ
- 分類:鳥脚類
- 属名:Saurolophus
- 生息年代:白亜紀後期
- 食性:植物食
- 全長:10メートル
- 重さ:2000キログラム
- 化石が発見された場所:カナダ、モンゴル
特徴
サウロロフスは大型のカモノハシ竜であった。
頭部には、両眼の間に大きな骨質のトゲがついていた。鼻から後頭部にかけて皮膚の袋があった。サウロロフスはこの袋をふくらませて音を増幅させたといわれる。また、この袋は派手な色をしていて、自分の存在を誇示するためにも使われたようだ。これらの特徴は繁殖期において役に立ったであろう。
サウロロフスの骨は、ほかのカモノハシ竜にとてもよく似ていた。この恐竜の後肢は長くて、しっかりとしたつくりをしていたが、前肢は短かった。尻尾は長く、歩くときや走るときに、尻尾が地面を引きずらないように高く持ち上げられた状態になっていた。
化石について
1911年に、サウロロフスはバーナム・ブラウンによって発見された。化石の記載は1912年のことである。サウロロフスとは、「隆起のあるトカゲ」という意味である。
サウロロフスはこれまでにカナダのアルバータ州やモンゴルで発見されている。この恐竜が生息していた当時は、中央アジアと北米が陸続きになっていて、恐竜が長距離を移動することも可能だったのだろう。サウロロフスに近縁の恐竜としては、プロサウロロフスがいる。
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